【東京ツアー日記(その6)】

10月21日。中野坂上でライブだが、ちょうど近くで柴田是真の展示をやってるから見逃すわけにはいかない。でも楽器を担いで美術館に行けないので、どこかに預けなければならない。
というわけで、初めて「ecbo cloak」という荷物預りサービスを利用したが、コレがめちゃめちゃ便利で助かりました。

まずは「宝来飯店」でラーメン&半チャーハンのセット800円也。前回来たのはRAFTで朗読とベースのデュオをやった時だから、12年ぶりだ。店主のオヤジさんはヨレヨレになりながらも頑張っているが、いつまで続くだろうか。愛染恭子が常連だったという噂を聞いたことがあるが、真偽の程は定かでない。

東京黎明アートルームで特別展「柴田是真ー対柳居から世界へー」。
蒔絵師として有名な柴田是真だが、今回は絵画も多数展示されている。若い頃、年上の歌川国芳に入門を請われたという逸話は知らなかった。こんな展示がたったの800円で見れて、オールカラー冊子まで貰えるとは超お得。10/31までだから見逃さないで!

ドラムの箕輪さんのことは80年代から存じ上げているが、今まで共演したことがなかった。最初に知ったのは箕輪さんが町蔵の人民オリンピックショーにいた頃で、当時は箕輪扇太郎と名乗っていたはずだ。僕が最初に町蔵のバンド(愛慾バンド)に入った頃には、ドラムは川辺徳行さん(じゃがたら初代ドラマー)に代わっていた。

昨年東京へ行った時に箕輪さんが参加するセッションを見る機会があり、初めてお会いしてイルボーンのCDを購入した。このCDには愛慾バンドや東京ギョギョーム、小山景子さんの「きつねのよめいり」にも参加していた名ギタリスト弓削聰さんの演奏も含まれている。
今年の春頃に箕輪さんから突然メッセージが届き、今度東京へ来る機会があればセッションしませんかとお誘いいただいた。

というわけで、今回の東京ツアー最終日は箕輪政博さん、おなじみの若林一也くんとのトリオ編成のライブを企画した。
Ajaのマスターに絶賛されたフライヤーのデザイン、もちろんバックの画像はAIで作ってますが、その上に落ち葉の画像をコラージュしてます。秋の夜長のインプロセッションいかがだったでしょうか。
多数のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
この日の歩数は15492歩。

Live photo by Hiroko Fujiyama

【東京ツアー日記(その5)】

超ひさびさにギターの大門力也くんから連絡あり。何年ぶりだろ?
2015年からコロナ禍になる前の2018年まで、大門くん、ジョン犬ちゃん、僕、そして京都の老舗ジャズバー「ろくでなし」のマスター横ちゃんの4人で「ろっくでなし」というバンドで活動していた。
横ちゃんは先頃お店を若い方に譲って引退されたが、10月に若松孝二の追悼イベントに登壇するため東京に来るから、タイミングが合えば飲みませんかという連絡だった。
ちょうど10/20はライブハウスが押さえられなくてオフ日になってたので、この日に阿佐ヶ谷に集まることになった。

昼間はヒマなので松原の「光竜」でチャーハンを食べてから東松原まで歩き、井の頭線で神泉へ。シネマヴェーラ渋谷で開催してる「新東宝のディープな世界」で天知茂主演の「駈け出し社員とチャッチャ娘」(毛利正樹、1956)を見る。古き良き昭和のコメディ。札幌には名画座がないから古い映画を見る機会も激減してしまった。
松濤美術館でやってる「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン」も見たかったが残念ながら休館日。

渋谷駅構内にあった「しぶそば」が道玄坂に復活したと聞いたので、もりそば470円也。入口で注文を読み上げるシステムは健在だが、昔あった明日葉の天ぷらはもう提供してないようだ。
早めに阿佐ヶ谷に着きブラブラ。お世話になったイエロービジョンはミュージックパブのような店に変わっているし、駒忠も閉店してしまった。待ち合わせの時間まで「かぶらや」で飲む。

「あるぽらん89」に「ろっくでなし」メンバーが集合。横ちゃんがスマホを持ち、LINEもできるようになっていてビックリ。舞鶴からフェリーで小樽に来たいと言ってたけど、果たして実現するだろうか。
来年あたりこのバンドの復活ライブがあるかもしれませんぞ。

【東京ツアー日記(その4)】

昨年、ひょんなことから札幌で佐藤幸雄さんと共演することになり、また東京でもやりましょうという話はしていた。もちろん佐藤さんのことは80年代から存じ上げており、京都で「すきすきスウィッチ」のライブも見たことがある。

最近はインプロのライブばかりなので、たまには歌モノイベントも企画しよう。日程が決まり小屋も押さえたが、メンバーはどうしよう?
同じく札幌で共演した杉野森ちゃんも呼びたいし、ひさびさに石原岳くんにも会いたい。歌モノには欠かせない関根真理ちゃんはめちゃ忙しそうだけど、奇跡的にこの日は空いてるとのこと。うわー、もうこのメンツでやるしかない。

リハができないので事前に曲を決めてコード譜を作り当日に配る、という計画だったが、さすがに不安になって当日昼間にスタジオでリハをやることにした。狭いスタジオに5人で入り、高校生に戻った気分。

真理ちゃんはミチロウさんの2曲を選んでくれた。そして石原岳くんも歌うことが当日になって発覚(当初はインプロコーナーの予定だった)。真理ちゃんのアイデアでギタートリオコーナーも作ることになり、5人集まれば文殊の知恵状態。
楽しくなるのは分かっていたが、ここまで楽しい夜になるとは思わなかった。皆様に大感謝です。
(写真提供・青木マリ様ほか)